1月8日

君を壊したい 【千影×四葉】



君に触れていたい、壊れるまで。

君を抱き締めたい、壊れるまで。

君を愛したい、壊れるまで。

君は人間が一人も足を踏み入れた事の無い森の奥の湖のように純粋で、汚れが無い。

だから、君の純粋さは私の傷に痛く染みて、抉っていく。

そして同時に、私は癒されている。

私の心を洗っていく君を壊したい。

水に波紋を起こして、君の清らかさを壊したい。

人形のようになるまで、壊し尽くして・・・

そして、私のモノにしたい。

そうすれば、私は彼女を愛せるだろう。

彼女は私を愛する事は無いだろう。

・・・私は周囲に笑顔を振り撒く君が嫌いだ。

君を独占したいんだ。

鎖に繋いで、全身を棘で雁字搦めにしてしまいたい。

其の二つの目を塞いで、全てを見えないようにしてしまいたい。

口を縫い合わせて、喋れなくさせたい。

記憶を消し去り、私以外の事を全て忘れさせてやりたい。

二度と笑顔を他の者に見せないように、君を壊したい。

望んでいる事は、全て何時でも可能な事だ。

しかし、実行しない。

実行は出来ない。

私は君の笑顔も好きなんだ。

他の者に向けられないようにしても、私にすら向けてくれなくなったら、意味が無い。

君の全てを受け入れる事は、私には重すぎる。

そんな勇気、私には無い。

そんな勇気など、私には要らない。

でも・・・十二分の一の笑顔では満足出来ない。

アイが足りない・・・



―――――壊れているのは何方だろう・・・?





12月22日

REVERSE MOON†REVERSE MAGICIAN
【鈴凛×四葉】



私って・・・皆の為に何が出来たかな・・・

皆大切な姉妹だけど・・・

四葉ちゃん・・・

あの娘は他の子達とは違って・・・

・・・・・・アレ?

なんだったっけ?

・・・私の姉妹・・・だよね。

そうじゃなくて・・・えっと・・・

好きな人・・・?

・・・そうだね。

そうだよ。

私は四葉ちゃんが好きだったんだ。

ううん、好きなんだ。

アハハ・・・気が付かなかったな・・・

四葉ちゃんが千影ちゃんと一緒にいると楽しそうだから、それで倖せだった。

だから、後ろからそっと四葉ちゃんの背中を押してあげた。

二人がくっ付くように、手伝ってあげていた。

何でだろう?

胸が痛くなるのに気が付いてなかったわけじゃないのに・・・

この気持ちに気付いてなかったなんて・・・

それと・・・メカ鈴凛。

あの娘はちゃんと四葉ちゃんの事、見ていてくれるかな?

それはちょっと心配。

それよりももっと心配なのが・・・

だけど、あの娘に四葉ちゃんを取られないかな・・・

千影ちゃんが居るからあの娘じゃ取れないと思うけど。

アハハ・・・ハハッ・・・

何で・・・もっと日本に残っていたいって考えちゃうんだろう・・・

アメリカに留学しに行くのが私の夢だったはずなのに・・・

何でこんなに悲しいんだろう?

もっと前に・・・

私がアメリカに留学したいって思う前に、四葉ちゃんが現れていたら・・・

こんな思い、しなかったかもしれない・・・

如何してもっと早く出逢えなかったんだろう・・・

もっと・・・もっと・・・

・・・私は・・・・・・

何が悲しいんだろう?

四葉ちゃんを取られてしまうかもしれない事?

・・・ううん、違う。

四葉ちゃんに逢えない事。

四葉ちゃんの顔を見れない事。

・・・うん、分かったよ。

夢は諦められないけど、早く叶えれば・・・いっぱい勉強して、早く卒業して・・・

直ぐにあの家に戻る。

あの娘に逢いたい。

四葉ちゃんが千影ちゃんと倖せに暮らしていても良い。

四葉ちゃんの倖せな顔を見たい。

私は其れだけで良い。

あの娘の倖せが私の倖せだから・・・





12月21日

REVERSE EMPEROR†FORTUNE
 【千影×四葉&衛×四葉】



「四葉ちゃん・・・起きてる?」

「起きてますよ」

「今日は如何したの?」

「・・・何がデスか?」

「何時もは千影ちゃんと・・・その・・・一緒に寝てるじゃない?」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「だ、だから・・・さ」

「・・・千影チャマは・・・四葉の事が嫌いなんデス」

「・・・え?」

「四葉の事、煩い女の子だって思ってるんデス」

「・・・何か云われたの?」

「ハイ・・・あまり、私に執着しない方が良い・・・って・・・」

「ほ、本当に・・・?」

「四葉の云ってる事、嘘だと思いますか?」

「そ、それは・・・」

「良いんデスよ。日本に来て、家族が増えたから浮かれていたって・・・分かってるもん」

「違うよ・・・・・・それは・・・違うと思う」

「何でデスか?」

「ボクだって四葉ちゃん達が来た時は浮かれてたよ。勿論、千影ちゃんも・・・嬉しかったに決まってる」

「・・・・・・そう思いますか?」

「うん」

「ありがとう・・・ございます」

「・・・・・・・・・うん」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「ねえ、四葉ちゃん?」

「ハイ?」

「千影ちゃんの事嫌いなの?」

「そっ、そんな訳ありません!」

「うん・・・そうだよね。だったらさ、千影ちゃんも四葉ちゃんの事、好きだと思うけど」

「千影チャマが四葉の事を・・・?」

「そうだよ。あの千影ちゃんが四葉ちゃんの気持ちに気付いてない筈は無いよ」

「あ、あはは、そうデスよね・・・」

「千影ちゃんはちゃんと応えてくれてるよ、四葉ちゃんの気持ちに・・・」

「・・・・・・うん」

「だからこそ・・・四葉ちゃんが好きだから、そんな事云ったんだよ。絶対」

「・・・如何して・・・そう云う事、云ってくれるんデスか?」

「千影ちゃんは、四葉ちゃんが自分に甘えてばっかりじゃいけない、と思ったからとか」

「いえ、そうじゃなくて・・・」

「・・・え?」

「如何して、まもチャマは四葉の事慰めてくれるんデスか?」

「如何して・・・って・・・姉妹だからに決まってるだろ?」

「そう・・・デスよね」

「千影ちゃんも、四葉ちゃんの事、同じ風に思ってるよ」

「・・・・・・ありがとうございました」

「ふふっ・・・どういたしまして」





12月18日

REVERSE HIEROPHANT†REVERSE CHARIOT
【四葉×衛】



『ボクがさくねえの事、好きだって・・・やっぱり分かるよね?』

うん、だってあからさまだもん。

『四葉ちゃんは千影ちゃんが好きなんだよね?』

そうデス・・・よ。

『四葉ちゃんもボクの事云えない位、あからさまだよ』

そう・・・なんデスか?

『うんうん、そうだよ。ボク、四葉ちゃんの事応援するからね!』

え・・・?あ、ありがとう・・・ございます・・・

『だからさ、四葉ちゃんもボクの事応援してくれる?』

それは・・・・・・勿論デス!

『ありがとう。ねえ、此れってボク達だけの秘密にしようね』

・・・如何してデスか?

『如何してって・・・ほら、ボクはさくねえに好きになってほしい。これは分かるよね?』

・・・ハイ。

『だから、さくねえをボクの力でボクの事を好きにさせたって思わせたいんだ!』

・・・分かるような、分からないような気が・・・します。

『だから、ね?』

・・・はい!四葉とまもチャマだけの・・・秘密デス!

『うん、ありがとう』

・・・・・・まもチャマ、何時も優しくしてくれて笑顔をくれるけど・・・

一つだけ勘違いしています。

四葉が好きなのは千影チャマじゃなくて・・・

確かに千影チャマもミステリアスで、格好良くって、チェキし甲斐があります。

でも・・・でもね・・・

本当に・・・本当に愛しているのは・・・・・・・・・

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