砂の王国/虚無の中での遊戯/U+K/有害の天使/IMITATION CRIME/君が追いかけた夢


平成15月10月18日 砂の王国
 やあ………久し振り…………今日も私達の妹の誕生日だね………衛ちゃん、誕生日おめでとう…………
 ねえ………兄くん………君は愛するのと愛されるの………どっちが好きなのかな………?また、心で結ばれる事と、躰で、結ばれる事………君ならどちらを先に望むのかな………?彼女、衛ちゃんの想い………生き急いで履き違える事のないようにね………
 それと、私は………そうだ………私は………選ぶ事は出来ないよ………切り捨てる方を選ぶ事が出来ないと云う事は………つまり、手に入れる方を選べない事になるだろう………?私は………兄くん………君の心も躰も失くす事は耐えられない………私と云う存在の中に流れ続ける記憶は………おそらく君の心を欲するだろうけれど………私の想い、気持ち、そして君との思い出は………確かに今ある君を欲しているんだ…………今だけが全てならば………私は間違いなく君を求めるだろう………だが、今までの悲しみを知っているからこそ………これから起こり得る悲しみを避けたいと………魂が呼びかける…………君にも、分かるだろう………?私と君は………同じ、なのだから………

 さて、いい加減に例の話にピリオドを打とうか………………二ヶ月と二週間ぶりか………まぁ、今更日付如きを気にしても遅いのだけどね………
 今回は至極簡単な最終結論だ………『近親相愛』と『同性愛』………この二つを合わせて考えてみよう………まずはこれ等が重なり合った場合、だ…………そう、兄弟と姉妹だ………細かく言えば父息子と母娘もあるのだけれど………此方は理由があるとしても基本的には………詰まるところ浮気だろう………?妻もしくは夫がいる訳なのだから………だからあえて除外するよ………では話を進める………実際は兄弟愛、姉妹愛と書くと………愛の意味合いが異なってしまうのだが………他に置き換える言葉が思い付かないので………先の二つの言葉には禁忌的な意味合いを含んで貰う事とするよ…………
 前回、前々回の結論を覚えているかな………?『近親相愛』は子供を産む事が禁忌であり………『同性愛』は子供を産めない事が禁忌だ、という事………では、此処で問題だ………兄弟愛、姉妹愛は果たして二つの禁忌と比べ………理論的に非難される物なのか、という事だ………『同性愛』の子供を産めないという事実は………『近親相愛』の子供を産む事が禁忌となる、という事を………無意味とする………つまり、実際に禁忌とされる原因は………子供を産めない、という事だけになる筈なんだ………ならば、実際にも同性愛と同等の物と評価されるのだろうか………?いや、違う………明らかに禁忌を数として数えられ………其れ等を無意識に比べられる………原因を追究した上での事実………其れを見ると、兄弟愛、姉妹愛というものは………近親相愛や同性愛単体よりも………理不尽な環境の中にあると云えるだろう………
 合わせたならば、以上の通りになるが………今度は比べてみたら如何なるか、だ…………『近親相愛』は一定の線を越える事が禁忌であり………『同性愛』は一定の線を越えられない事が禁忌となる………全く正反対の性質を持っている故………度合いで比べるのは不可能だが………有と無………其れ等で比べる事は可能だ………『近親相愛』は有が禁忌、『同性愛』は無が禁忌となる………そして、有と無では有の方が可能性が広い状態にある…………更に補足としてある事実を『同性愛』に有として付け加える………それは、子供を産まない女性、産めない女性に対して差別的な視線が少なくなっていると云う事…………禁忌の数ではなく………実際問題として考えると………兄妹の恋愛は………あぁ、此の場合………姉弟も含まれるね………以上の二つが最大の禁忌とされるのだろう………
 …しかし、惹かれてしまうのは………仕方が無い事なのに………あ、いや…………何でも………無いよ…………と、とにかく、だ………今は『同性愛』の差別感が………昔と比べれば僅かながらに減っているのは確かだが………『近親相愛』は妹背と云う言葉の示す通り………昔は全く差別感を持たれていなかった事も確かだ………此の先此の世が如何様に姿を変えるのか…………もしかしたら、そう遠くは無いかも知れないね………
 私はね………君と交わる事が禁忌ではなくなる時代が来れば良いと………願うよ………例え、幾千年もの時を経たとしても………いつか………………でも、兄くん………それでも私は……………フフッ………今だけは、あえて云わないとするか………それでは………また………来世………


平成15月9月23日 虚無の中での遊戯
 始まりが存在しないとしよう………すると、其処には終わりは存在しない………そして、始まり失くしては無もない………無とは有と対比する存在………また、始まりは有によって起きた事実に他ならない………云い換えれば、始まりは有の派生であり………有が無を存在させていると云えるだろう………無と有………其れらは、存在する故に対比するのではなく………対比する為に存在するんだ………しかし、対比=同等ではない………無があると云う絶対矛盾を生み出すのも………有であり………有があると云う、至極当然の事象も………有があるからこそだ………無が確立するには、対比する有が失くてはならない………だが、有は有………つまり其の存在自身で存在を確立する………絶対的かつ完全な存在……………以上を踏まえて続きを聞いてもらおうか………先程も云った有の一部である始まりは………自ら終わりに向かっていく………其の関係を線で表すと、過程と云う名の線で、真っ直ぐに繁がるだろう………其れは始まりと終わりが根本は同一である事………そうでありながら存在は同一ではない事を示しているだろう………つまり始まりと終わりの関係は………対比する無と有の其れとは違うと云う事だ…………何が云いたいか、分かるかい………?終わりはね………無ではないんだよ………
 さて………今日は可憐ちゃんの誕生日だ………おめでとう、可憐ちゃん………私が思うに………いや、違うな………私が第三者であり、君が君である時に君を見たなら………君は始まりだね…………君の行く道、辿り行く先を………私は見守っているよ………いつまでも、倖せであるように………
 …更新が久しくなってしまったね………すまない………今日は此処までだ………また、待っていてくれ…………あと、リンクの整理を少々したよ………更新終了であっても、ログが残っているサイトはリンクへ残すようにしたよ………
 最後に私信………さやかちゃんへ………衛ちゃんの誕生日は………その………察してくれ………
 それでは………また、来世………


平成15月8月18日 U+K
 今回は長ったらしい話は無し………そんな事よりも書いておきたい事がある………雛子ちゃん………誕生日おめでとう………この言葉を云うのが遅くなってしまって………本当にすまなかったね………
 今日は此れだけだ………前回、前々回の話のまとめはまた………後日に………


平成15月8月4日 有害の天使
 先日に続いて………今日は同性愛についてだ………

 同性愛が禁忌とされた理由は………おそらく宗教的な物が原因だろう………フフッ………人間の信仰する神とは………とても器の小さい存在なんだね…………また、もう一つは………掲示板にて樋神清憐さんも意見を云ってくれたが………子孫を残せ無いと云う事、となるだろう…………此の程度の個人単位の権利に口出しするような人間は………差別する側として、第三者から軽蔑される以前に………視野の狭さに失望するね………あるいは、憐れみ、か………
 「子供を産まない、産めない女性は社会の役に立たないと言っているに等しい」………こう批評された人間もいるらしいではないか…………今挙げた文章………此れは『女性差別』であり………其の一部として『女性の同性愛者に対する差別』も含まれている、と云う事になる………つまり此の発言者にとって『女性は子供を産む為の物』であり………『子供を産める性質を持っていながら産まない女性』は宝の持ち腐れ、と云うようになるのだろう………此の発言については………散々批評された物………だが、そんな価値観を持った人間がいると云う事も………また事実………
 決して少なくは無いであろう此の価値観………其れが『女性の同性愛者に対する差別』を産んだ、と云っても………強ち間違いでは無いだろう………

 次に………『女性の同性愛者に対する差別』よりも………嫌悪感を持たれ易い『男性の同性愛者に対する差別』は………何処から来た物なのだろうか………
 此れも先と同様………子供を産めない、と云う理由がある………だけど、私が考えるには………単純に、其の物に対して異常と認識したから、だと思うんだ………女性はスキンシップとして他人に頻繁に触れる………だが、男性は其のスキンシップは少ないと云って良いだろう………故に、男性同士が愛し合う………いや、触れ合っている様子、と云う物は………少ない例、すなわち、異常であり………差別の対象になってしまったのではないか………
 …そして、此の差別感は同じ男性が持っている場合が多い………其れは、男性は自分がしない事であるから………異常と感じる傾向が強く………逆に、女性は自分がスキンシップの為に相手に触れる事が多い為………男性の其れも無意識下に許容している場合が多いのだろう………勿論、此処で意識してしまったら………そう、自分が第三者としての立場にいる時に………同性同士の間に『恋愛感情』を感じ取ってしまった場合は………其の場合は差別感を持つかは………分からないよ…………其の立場に立った、当人以外は、ね………
 …また、此のスキンシップの度合いは………国によっても違う………挨拶にキスする国もあれば………握手する国もある…………だけど、相手に触れる事さえしない日本なら………『男性同士が触れ合う事』と『男性同士の恋愛』と云う………二つの嫌悪され易い事象が重なり………同じ物として認識されてしまい………そして其れが理由として、差別される事が無いとは云い切れなく訳だよ………

 そうそう………少々面白い話をしよう………いや、面白い事実、となるのかな…………世界各地に点在する同性愛者………彼等、または彼女等がどの国に多いのか、と云う事だ…………
 実はね、同性愛者は先進国に多いんだよ………此れが如何云う事だか分かるかな………?
 此れは………異性へ対しての愛情が………人間が生まれ持った動物的欲求であり………価値観が進化した国では………いや、新化、なのかな………そんな国では其の動物的欲求を克服するかのように………己の愛情に忠実だと云う事だ………
 ……ああ、別に………『異性愛』が『同性愛』に劣っている等と………そんな下らない事を云いたい訳では無いよ………ただ、そう云う事実がある、と云う事を述べておきたかっただけだ………

 『同性しか愛せない同性愛者』と『愛した者が同性である同性愛者』では………根が違い、表面も違う物となる………前者は同性を愛する事を動物的欲求として持って生まれた者であり………後者は同性に対して持った愛情を、愛情として正しく認識出来た者である…………此の差は大きくあり………しかし、愛すべき対象を愛すると云う本質の本質では………全く同じ物だ………此の点は『異性愛』であっても同様の事………動物的欲求でもそうでなくとも………愛し、愛せば良い…………禁忌でも………そうしていれば………いつか、必ず………
 ……とりあえず………今回以上までに述べた点………理解してくれたかな………此れ等に共通する点………其れは『同性愛』の差別される原因であり………云い換えれば、禁忌とされる理由………其れが子供を産めない事である…………此れを憶えておいてくれるかな…………今回の話もまた………次回で纏めるよ………今はただ………機械的に結論付けておく必要があるんだ………

 それでは、また………来世………


平成15月7月24日 IMITATION CRIME
 やあ…………兄くんは………兄くんと私の関係について………何か………感じた事は無いかな………?私は………いつも、考えるんだ………何故兄妹なのだろう………と…………
 『運命』………其の単語で片付ける事は容易い………そして、其の単語に当て嵌まる事は………もうずっと昔から………分かっていた…………其れでも、考えずにはいられないんだよ………

 此の世には………幾つか禁忌とされるものがある…………其れはいつの時代も………多くの者に嫌悪され、侮蔑され、否定される………そして、人間の心理でマイナスにイメージされている其れ等は………良く見てみると………筋の通っていない物が多い…………
 此れは当人達には酷く辛く………酷く遣る瀬無いんだ………そう、まるで今の私のように………
 ……そんな禁忌………具体的な例を挙げるなら………『近親相姦』及び『近親相愛』………そして『同性愛』………今日から更新三回分………此れ等について………お話をするよ………

 私と兄くん………現世でも………また兄妹として巡り逢った…………巡り、逢えた…………其れが喜ぶべき事なのか………哀しむべき事なのか…………考えなければ分からない………もしかすると………考えても分からないのかもしれない…………だけど………だから………考える事は、意味を成さない…………大事な事実は………そう………君が私の前に居て………私もまた君の前に居る………其れだけだ…………
 …だけど………今回はあえて考えるとしよう………何………ちょっとした気紛れさ………辿り着く答えなんて無い………あったとしても………君への想いが変わる事なんて………ある訳がない………

 …さて………愛情と云う………二つの存在を結ぶ絶対的な存在の前に………二つの存在以外が干渉する事は出来ない………許されない愛なんて、あるのだろうか………?
 多くの人間は『無い』と答えるだろう………しかし、事実許されないとされる愛はある………いくら純粋でも………禁忌は禁忌………そんな下らない理由で………忌み嫌われる愛が、ね…………そして………あえて其れに干渉しようとする愚か者達も………此の世には居る………其の愚か者達が干渉したがるのは………決まって変わっている事………すなわち、先に述べた………禁忌とされる愛だ………
 では、其の手を出される禁忌………其れ等は果たして如何なる面で禁忌なのだろうか………?

 今日は………近親愛について………此れは遺伝子的な面による物だろう………
 奇形児が生まれ易いと云う事実………此れは避け様が無い…………血の繋がりが無い者同士ならば………ほぼ確実に………一対となったもう片側の優性遺伝子によって補われる筈の………有害な劣性遺伝子を………近親だと双方が持っている可能性が高い………つまり、有害な劣性遺伝子が優勢の遺伝子と一対になる事が無く………有害な劣性遺伝子同士が一対となり………子へと受け継がれてしまう………
 少々捕捉しておくけれど………有害な遺伝子は劣性でない物もあるよ………だけど、ほとんどが劣性なんだ………だから、此処では全て劣性であった場合、で話を進めたよ………
 兎に角、どちらにせよ………結果的に奇形児が生まれる可能性が高い、と云う事だ…………近親愛が禁忌とされる理由………其れは本能的に奇形の誕生を避けているのかも………しれないね…………
だけど………此の禁忌には………大きな穴がある…………近親愛が禁忌とされる理由………最初にも云ったけれど………其れは遺伝子的な面…………そう………つまり………子供を産む事を前提とした時しか………近親愛は禁忌にはならないんだよ………

 近親愛については………とりあえず此処まで………意味は各々考えてくれ………此れは三回目の更新の内容にも………関係してくるからね………それでは、また………来世………


平成15月7月9日 君が追いかけた夢
 やあ………今日が何の日かは………勿論、分かっているよね………?……そう………鈴凛ちゃんの誕生日だよ………鈴凛ちゃんに………そして………今日と云う日に生を手に入れた………全ての者に………闇の、祝福を………

 …ところで………先日は七夕だったね………現代の暦では、だけど…………そうすると今日は………正式には七夕ではないことになる………だが、私は今に生まれ堕ちた………現代の暦に逆らう必要性は………フフッ………そう、皆無な訳だよ………………変わらない絶対的なモノは無い………昔の人間も………そんな事を云っていたらしいし、ね…………ああ、心配しなくて良いよ………私が兄くんを想う気持ちだけは………変わる事はないから………
 ……ちなみに兄くんは………短冊に願いは書いたかな………?私は………書いたよ………妹達を真似て一緒に、ね…………内容は………フフッ………分かる………だろう………?答え合わせは無しだ………君の想像に任せるよ………フフッ………



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